初めての海外旅行(中国 自転車 旅行)

《 32.長江下りの出発地へ行く 》

 (080) 1987/11/04(水) 曇り 成都〜[火車]〜
 (081) 1987/11/05(木) 曇り   〜[火車]〜重慶 着
読み(意味)
 成都=チョントゥー  重慶=チョンチン  火車=(列車)



旅日記先頭頁      目  次      前  頁      次  頁


 昨日、7−10号に入ってきた外人、コールド(発音が良すぎてよく解らん)と別れの挨拶をして宿を後にする。
 彼とは、格尓木、西寧、蘭州と良く会うなぁ〜!彼はこの後、昆明(クンミン)、大里(ターリー)と行った後に、香港に抜けるそうだ。

 さて、行きつけのいつもの屋台で食事をした。
 成都火車站(駅)に行こうと乗り合い汽車を待つが、なかなか来ないので普通の公共汽車(市バス)で行くことにする。この乗り合い汽車乗り場と公共汽車乗り場との距離が結構あるので、出来れば乗り合い汽車でさくっと行きたかったけど、来ない物はしょうがないよね。


 途中、小便がつまって漏れそうになるが、なんとかガマンしている内に着いた。速攻で、公共厠所(公衆便所)に行き、用を足した後に火車の待合室に行くが、まだ、出発の時間まで10時間もある。
 やることが無く、途方にくれるが取り敢えず荷物を預けて、その辺をブラブラすることにした。しかし、何もしないでの10時間は、遅々として進みませんなぁ〜!!
 することが何もない状態で時間をつぶすということが、メチャ大変なことだといやと言うほど思い知らされた。

 前に友達と浅草で待ち合わせをしたことがあったのだが、その時は、その友達を5時間ぐらい待った。ただし、日本なので漫画本を5冊と週刊誌1冊を購入して読むことが出来たので、まだよかったけど、それでも苦痛だったことを覚えている。

 でも、今回は何もないのである。意味もなく中国人が腰掛けているところにならんで腰掛けていると、今までの嫌なことが次々と頭をよぎっていく。
〈あぁ〜嫌だ嫌だ!!これが自転車だったらなぁ〜……〉
 などと、愚にも付かない事を思ったりして、ボーとするしかないのです。
 もし自転車だったらどうなんでしょう。自転車の場合は、ただこいでいるときは結構暇なんだけど、ちょこちょこ地図を見たり、景色を見たり、自転車の調子を見たりとやることが結構あるので、ただ座っているのとはまるで違うのです。

 22時、皆ぞろぞろ歩き出す。〈乗るぞ〜〜〜!〉気合いが入る。〈うん、俺も中国人になってきたみたいだ。〉行列にくっついていって、重慶(チョンチン)行きの火車に乗り込んだ。
 まだ、皆乗り込んだばかりで騒然としている。自分の席になんとかたどり着き座ろうとしたのだが、他の中国人が座っているではないですか??(゛ `-´)/ コラッ!!
 自分の切符を見せて席の番号が書いて有る場所を指さすと、そこに座っていた兄ちゃんが切符を見せるので、御前の場所はあっちだとその切符の場所を指さした。
 それでもよけようとせずに、何か言って隣の友達らしき人と話しているので、たぶん、変わってくれみたいなことを言っているだろうと、その兄ちゃんの席に行くことにする。向きを変えて歩き出そうとしたら、他の中国人がBUNに切符を見せるではないですか(?.?)
〈なんだよ!俺は車掌じゃねぇ〜ぞ!(●`ー´●)〉と思いながらも、その切符の席を「あっちだ!」と指さし教えてやる。そんなんを2・3人やりながらやっと座ることが出来た。この間全部、日本語である。

 やっと落ち着いて、列車が走り始めたら、前の席の中国人が話しかけてきた。
 しょうがないので、紙とペンを出して筆談をする。

「あなたは中国人じゃないの?」
「日本人です。」
「あなたは中国人だと思ってました。いま、初めて日本人だとわかった。」
 と言われた。まぁ〜筆談なので、もっと簡素だったけど、こんな感じです。

 しかし、中国人に中国人と思われたのは、嬉しく思っていいのでしょうか?それだけ溶け込んでいるということで、悪くはないのでしょう。でも、何故にそのように見えたのかなぁ〜!!
 さっきのやり取りを見ていたのか、それともこの服装でそう思ったのかなぁ〜!!服装は、下着と靴以外は中国製なので、ちょっと代わった中国人に見えるかもしれない。




 重慶(チョンチン)、今にも雨が降りそうだ。
〈やだなぁ〜!!〉
 なんて思っている場合ではない。これから火車を降りて出口に向かい、地図を買わなければならぬ。
 やっと出て地図を売っている場所に行くと、たまたま日本人がいたのです。偶然にも、同じ火車に乗っていてらしいのですが、全然会わなかったです。まぁ当たり前か。
 彼は、BUNよりちょっと年上で、石本さんといい関西の人だった。中国語はBUNよりも解らないみたいだったが、英語はBUNよりも出来ると思う。
「さてこれからどないしよか?」
「バスで宿の近くまで行きましょう。」
 2人で乗り合い汽車に乗り込み、重慶賓館に行った。フロントで、
「有殺有多人房?」
「有」
「2人」
「OK」
 2人止まれると思ったのですが、後から一人分しかないなどと言い出す始末です。〈この野郎。〉と思ったが、無い物はしょうがない。
 ここは、石本さんが譲ってくれたので、BUNはここで宿泊することになった。荷物を置いて、石本さんと一緒に別な宿に行き、交渉した据えそこに石本さんは泊まることになった。
 2人とも、長江下りで上海まで行くので、船のチケット売場まで行って、武漢までのチケットを購入した。
 最初石本さんが英語で購入しようとしたのですが、相手が何か聞き返してます。石本さんは、何を聞かれているのか解らないらしく、困惑してます。
 相手も、英語が通じないので、今度は中国語で言ってきます。
 BUNだって2・3言ぐらいしかしゃべれないのだが、石本さんはそれすらも出来ないみたいで、ほとんど関西弁で押し倒してます。
\(゜o゜;)/ウヒャー

〈ウ〜俺よりも上手がいた。でも、このままではちょっと買えないぞ!!〉

 BUNは中国語で“何時、何処どこに行きたい、値段はいくら”と一方敵にしか言えないけど、順を追っていってみると、59元だと言ってきた。
「59元だって」
「あぁ〜助かったよ!」
 と59元(人民)ずつ出すと、
「FEC!!」
 と横柄に言ってくるではないですか!ムッと来ながらも、
「兌換券だって!!」
「そうなんや!!」
「足元みやがって!アッタマ来るなぁ〜!!ε=(=`・´=) プンスカプン! 」
 とBUNがブツクサ言っていると、石本さんが、
「でも、しょうがない!そうせな、買えんのやろ!それで買おうよ!」
 と言うので、渋々FECを出して買ってしまいました。腹立ててもしょうがないけど、腹のたつ国ですなぁ〜!!

 この後、近場ということで羅漢寺を見たと思うのですが、違ったかなぁ〜?
 帰りがけに外文書店によって、日本語の本を探したのですが、やっぱり無くて、又、同じ本を読まなければならないのかと、うんざりしながら宿に帰りました。

 宿について、疲れ果てていたので、飯も食べずに18時頃寝てしまう。よっぽど疲れていたんですな!こんな食事もせずに寝てしまうなんてねぇ〜!この話を聞いたら、BUNの友達が「本当かよ?」と言うのは間違いない!!




旅日記先頭頁      目  次      前  頁      次  頁

この頁の先頭