初めての海外旅行(中国 自転車 旅行)

《 18.喀什(カシュガル)へつらい汽車(バス)移動 》

 (043) 1987/09/28(月) 晴れ 烏魯木斉〜[汽車]〜
 (044) 1987/09/29(火) 曇り      [汽車]〜
 (045) 1987/09/30(水) 曇りのち晴れ  [汽車]〜

語句の読み(意味)
 喀  什=カシュガル
 烏魯木斉=ウルムチ
 汽車=チーツォー(自動車と言う意味であるが、略してバスにした。
          本来は○○汽車と○○が着くのですが、忘れて
          しまったです。)
 例)
  公共汽車 =(市内バス)
  長途汽車站=(長距離バス)


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 今日から、3泊4日のつらい移動の始まりです。出る前はこんなにつらい移動になるとは思っても居なかったので、気軽に考えていましたが、日記には何処に宿泊(宿泊した町)の名前も書いてない程、つらい移動でした。
 窮屈な座席で身体が固まっての腰痛、前から引きずっている風邪の症状の一つの下痢がひどくて、かなり厳しかったのですが、一緒に移動した日本人に助けられながら、なんとか移動できました。


 もうそろそろ出発しなければならないのに、和さんがまるで来ません!誘いに来てくれることになっているたので、しばらく待つことにしました。〈あれ!全然こないや!こっちから行ってみよう。〉と部屋を出たのが、9時頃です。
 部屋に行ってみると、用意を済ませベットに座った和さんが居ました。
「お早う!」
「お早う!何で、来てくんないの?」
 とBUNが言うと、
「(・・?) エッ!そっちが来るって言ってなかったっけ?」
「(・・?) エッ!出発の時は声かけてねと言ったじゃん!!」
「そうだったっけ?」
 2人でとぼけた事言ってます。
「それより、もう間に合わないよ!結構ぎりぎりだよ!」
「大丈夫だろ!」

 烏魯木斉賓館をチェックアウトしたのが9時20分です。
「まずいよ!間に合わないかも?」
「ギリギリにつくと思うよ!」
「そうかな?」
 市内汽車(バス)でに乗り込んだのですが、乗換えの場所で降りようとしないので、不安になったので聞いてみた。
「乗換えじゃないの?」
「いや!これで行くはずだよ!!」
「本当に?」

 一駅二駅と進んでいって、どんどん離れていきます。
 不安的中です。
 和さんもおかしいと思ったのでしょう。回りの中国人に聞くと行かないとのことで、2人でそのバスを降りて、走りました。和さんは空手マンであるので、体力十分なのですが、BUNは病んでいる上に、座り仕事を長年していて、まるで体力がないので、どんどん離されていきます。ここで置いていかれたら、まずいと思いながら、必死に着いていきました。
 なんとか、喀什(カシュガル)行の長途汽車站(長距離バス乗り場)に着いたのが、10分前、〈いや〜〜〜!久々に汗かいた。しんど〜〜〜!〉。

 和さんは、BUNから見ると海外旅行のベテランです。中国は今回で2回目で、その他はオーストラリアをバイクとバスで廻っているとのことです。オーストラリアは、2回行ったのではなく、バイクが途中で燃えてしまい、それで、バスの旅行に変えたらしいです。それと、多少の中国語と英語を話せる人なのです。
 そんなベテランの和さんに、盾突くことは出来ません。ベテランだからと言って、正しい道を行くとは限らないので、おかしいところはちゃんと言わないといけないのですが、どうも自分より知っている人の前に出ると、消極的になってしまいます。まぁ〜BUNの悪いところですな?

〈そう言えばこの旅の何年か後に、一緒に旅行に行ったのですが、その時は成田で走ったっけなぁ〜!!〉
 今思えば、旅行する人間として、和さんはBUNを対等に見ていた(見てくれてた)のかもしれませんなぁ〜??それを甘えから、和さんに任せっきりにしてしまったため、この様に走る羽目になったのでしょう。
 対等に見ている和さんは、こいつもちゃんと考えているだろうから、何か違っていたら意見するだろうと思ったに違いないでしょう。ところが、BUNの方は任せてしまっているので、違うんじゃないかなと思っても黙っているため、和さんがタマーに間違うとそのまま間違った方向に進んでしまうということになります。
 ちょっとBUNも反省してます。でも、こうやって毎回走っていると、後から笑い話になって、結構それも面白いけどね。


[立ション?]

[果てしなく続きます]

[何処だろ]

[(^o^)/~~オーイ]

 喀什行きの汽車(バス)に乗り込んだのはいいのですが、凄く窮屈です。どのぐらい窮屈かというと、前の座席の背もたれが、膝に着くぐらい狭くて、座ったら身体を動かすことはままならないぐらいです。
 しかし、お腹がすきました。なかなか食事タイムになりません。めちゃくちゃ腹が減ったのですが、町に着くまでの間は、荒野なので食事の出来る町に着かないことには、何も食べられないです。やっと食事にありつけたのが、14時でした。
 もう、この時点で腰が痛くなり始めて居たのですが、まだ、そんなにはひどくなかったです。

 この休憩の時に、他に日本人がいることを知ったです。BUNと和さんの他に2人いたと思うのですが?1人は、工藤さん、もう1人は男で柔道をやっていたという人だったと思うのですがちょっとあやふやかな!!
 工藤さんは初老の方で、千葉で裁縫関係の会社を経営していると思ったのですが、どうだったか??今回は、こちらで暮らしている日本人の方たちを訪問しているとのことです。BUN達から見ると大先輩であり、とても力強い人です。

 もう死にそうだ、と言うぐらい長い1日で、宿に着いたのが、21時半でした。

 こんな調子の汽車移動がこのあと二日続きます。



 昨晩は、通に面した宿だったので、うるさくてよく眠れませんでした。こんな砂漠地帯なのに、車の往来が結構激しく、なかなか眠ることが出来なかったです。まぁ〜腰痛がひどくて、横になっているのもしんどいぐらいでしたので、寝れなくて当然ですかね。

 7時20分ごろに起きて、汽車(バス)に乗る。その前に、トイレに行ったら糞と、小便の匂いが羊臭いくて、下から出しているのに、上からも出してしまいました。
 まぁ〜厠所(便所)は、掘っ建て小屋で多数の人が用を足しているドボ便所なために、糞尿の匂いがあたりに立ち込めてしまうのはしょうがないです。

 昼に、羊肉の入った炒麺を食べたら、便所の匂いと同じで、気持ち悪くなりましたが、食わねばいかんと、無理して食べたのですが、どうも気持ちが悪くて、さきに食堂から出てしまったぐらいです。
「あぁ〜〜〜!もう、羊肉は食いたくない!!」
 と、言ってもこれから1ヶ月は食べ続けないといけないのである。
「参ったなぁ〜もう!」
 その羊の匂いが気にならないのならば、結構美味しいのですがね。

 昼に買った洋梨は、凄くうまかったっす。
 和さんが教えてくれました。
「飯食えないなら、果物がいいよ!梨なんか良いいんじゃないの?」
 売っていたので、買って食して見ることにしました。
「これってさ、形がひょうたんみたいだね?」
「あぁ〜!洋梨だよ、結構美味しいよ!剥いたろか?」
「うん!」
 器用になしをむいてくれました。BUNもむこうと思えば向けるけど、どうも不器用と言うか慣れていないので、やたら遅いのです。
「どう?うまいだろ!」
「うん!うまい!ここでこれが一番美味いよ!!」
 メチャ!ハッピーでした。3個目も剥いてと頼んだら、
「又、あんまり食べると腹こわすぞ!!猿みたいだな!」
「そうだな!!じゃぁ夜に取っておくか!」ハハハ

 旅社(宿)はFECで8元も取られた。しかし、この宿は結構しっかりした造りで、トイレもちゃんと中に有るので、まぁまぁ〜よい方なのだが、部屋とトイレが異常に遠くて、深夜に難儀しましたです。
 夜に、もう食べたくないと言っていたシシカバブ(羊肉の串焼き)を食べてしまった。明日のうんちは羊臭いだろう。
 卑しいもので、皆が食べていると食べたくなり、ついつい又食べてしまいましたダニよ!!(*^.^*)ノ・・・デヘッ!!



 深夜2時に腹が痛くて目が覚めた。めちゃくちゃ寒く厠所(便所)も異常に遠いので、行くのが嫌だったけど、四回も行ってしまいました。
 やっと落ち着いて眠れたのですが、今度は怖い夢を見て、目が覚めたです。それも、7時20分でまだ真っ暗なので、起きる気がしませんです。
〈腹の調子が悪い。(>_<)まいった!なぁ〜〜〜!〉

 汽車(バス)では、そんなに腰は痛くなかったので、助かったです。お腹の方は、和さんの水筒にお湯を入れて、それを腹に当てて暖めてなんとか難をしのぎました。
 そう言えば、昨晩、上着をくるくると棒状に丸めて、それを腰の下に引いて寝たのですが、これが結構効いているみたいで、痛みがだいぶ和らいでました。和さんとかにももんで貰ったりしているので、それも効いているのかもしれませんです。

 夜、宿で和さんにお願いする。
「悪いけど、又腰もんでよ!」
「又かよ!しょうがねぇ〜なぁ〜!バッコタレで腰痛じゃ猿よりひでぇな!」
「バッコって何?」
「糞のこと!」
「方言なんだ?」
「そうだよ!!宮城ではそう言わない?」
「うん!言わないよ!普通に、うんこ、くそ、と言っていたよ!」
「もうめんどくせぇな!!ウリャウリャ!!」
「(>_<”)痛タタタ、余計ひどくなるだろ!」
「ウッシ、これでどうだ!」
 と、BUNの背中に正拳突きをして、終わりました。
「あんがと!」

 昨晩のように、上着を丸めていると、
「何やってんの?」
「こうやって丸めて、腰の下に引いて寝ると、調子よくなるんだよね!」
「うーん!人間とはこうして進化していったのか!」
「たぶんそうだろ・・・・ウッキー!」
「猿じゃなくて、人間って言ったろ」
「あっそうか!パォーン!違うな、表現できん!!」
 それを聞いていた工藤さんも笑ってました。ハハハ




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